先日お客様から以前書いていたジブリ考察ブログの好評をいただきましたので、
第1弾 千と千尋の神隠し
第2弾 魔女の宅急便
に続いて、第3弾
もののけ姫で参りたいと思います(`・ω・´)
まずは恒例の相対するテーマですが、ここはわかりやすく『生と死』という事にしておきましょう。
そこにもう一つ付け加えたいのが『代償』という部分！これで物語を追っていくのがベターですね。
まずは登場人物の立場を整理してみます。
『人間』と『神々』という立場に置き換えていくと、
アシタカの出生の一族である蝦夷。深山に作られたタタラ場に暮らす人々。
これらは神々の脅威と共存してきた人間です。
不老不死の力を求め、シシ神の首を狙うジコ坊と山戌の脅威に抗うエボシ。
神々に抗い、超越しようとする人間です。
全ての生命を循環することのできる唯一絶対的立場のシシ神。
それに続いてモロ達や、おっことぬしなどの存在も、人間から文明発展から神々の立場と環境を守ろうとしている神々です。
人間でありながら、神々の下で育てられたサンは、
人間を忌み嫌い、神々の立場を守ろうとする特異な存在 です。
そんな人間と神々の戦いを中立的立場をとるアシタカが納めようと奮闘していく。
といった感じでしょうか。
それでは、次回から内容に踏み込んでいきます。
中村テツヤ
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