【もののけ姫】ジブリ考察部ログ【part4】

もののけ姫という作品の中村的解釈を。

生と死は一対象にとっても、二対象にとっても相対しており、かつ循環している。

いやー、分かりにくくてすみません。

例えば、私たちが生きていくためには命を頂くことになります。その時死を迎える生命があることは仕方ありません。

そして私たちは繁殖をしていきます。それは死を迎えるゆえに新たな生を生み出せるのですね。

これも簡単な生死の相対と循環です。

このバランスは自然の理であり、変えることはできないのです。

では、私たちが死なないためにはどうしたらいいのでしょうか?

長生きしても、老いてしまっては意味がないので『成長しない』が答えでしょう。

しかし、生まれてから成長を遂げない場合、生き抜く力もなければ、繁殖も出来ません。それではむしろ死に向かっていることになってしまいます。

 

これがバランスです。

今やクローン技術により、生命の創造すらやろうと思えばできる時代になりましたが、そんな技術が用いられにくい背景として、色々な問題点が浮上していますね。

この生死のバランスとは、やはり変えがたい生命の本来の姿です。

哲学的に締めくくってみました。

中村テツヤ

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